自分で自分のことを「性的なことで傷ついている」とは思っていないあなたに贈ります。

出版準備中のエッセイは、「BLが私の性的な事柄に関する自己愛の傷つきを癒してくれた」ということをメインテーマにしていますが、正直言って、私も最初は「自分が傷ついている」などとは少しも思っていなかったのです。

第一「自己愛が傷ついている」なんて考えてみるだけで、なんか傷つく感じがしませんか(笑)?

−−−まあ、そんな具合でした。

ではなぜ「傷ついている」と思うようになったかというと、BLを読んでいて、感動したり、癒されるポイントがあったときに、「どうして私はこのポイントで癒されるのだろうか?」という理由を突き詰めていって、その結論に行き着いたのです。

私の場合、自分でも普段はほとんど自覚していないようなセックスについての願望とか、性的なことに関して誰かに言いたかったこととか、とにかく何か自分自身で無意識に押さえ込んでいた感情や行動が、登場人物を通じて言葉にできたり体験できたときに−−−ああ、こんなにも心が動くものか−−−ということが多かったのです。

私も薄々自分が傷ついていることはどこかで感じていたような気もするのですが、そのことにはっきり気がついて言葉として認識したり、自分の願望を「意味がないこと」として「無かったこと」にするのではなく、現実の人間関係の中で実現可能かどうかはちょっと脇へ置いておいて、自分の願望を大切にする、その存在を認めるという気持になるだけで、ただBLを読んでいたときよりも根本的に癒される感じがしたのですね。

さらに、その傷つきについて言葉にしてシェアしてみたところ、BL愛好家でない多くの女性の友人からも、「同じ思いを抱えていた」という声をもらうことができ、お互いに癒される、という思いがけない嬉しい展開になりました。

ですから、BL愛好家の方もそうでない人も、私のエッセイを読んで癒されてくれたらとても嬉しいです。

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