腐女子は自らの女性器をどう捉えているのか?〜「やおい穴」をめぐる議論に思う〜

BLでは「受け」の男性の体のある部分、つまり「攻め」の男性の男性器を受け入れる部分が、まるで女性器のように機能しているように描かれているのが、現実にそぐわずおかしいのではないか、という議論がある。

これについては、BL愛好家の間でも実に様々な意見があるらしい。

私がその議論を見ていてちょっと「不思議だな」と思うのは、BL愛好家の女性が、自分の女性器についてどう思っているのか、という視点がすっぽり抜け落ちているところ−−−−。

みんな、女性器は男性器を受け入れることについて、いつでも問題なくスムーズに機能するものだと、根拠もなく勝手に思ってるみたいなんです。

だけど、そもそもまだ一度もセックスをしたことがない若いBL愛好家も大勢いると思うのですが、彼女たちは「自分の女性器はスムーズに男性器を受け入れられる」なんてホントに思ってるのかしら?

自分はそういう年齢のときにはとてもそんなふうに楽観的にはなれなかった。そしてセックスへの欲求と同時に不安や恐れが一杯あるからこそ、自分はBLを求めたと思っているので、そういう状態のときに「男性の肛門・直腸を女性器と同じように描くのはおかしいのでは?」などという批判に曝されなければならないとしたらそれは結構酷なことだと思う。

学校の性教育でも初めてのセックスに伴う痛みについてはあまり教えていないようだし、自分の女性器がどう機能するのかさえ実地には知らない女性にそれを突きつけるのってどうなのよ?そのときに、みんなが女性器はスムーズに機能するという前提を暗黙のうちに持ってるらしいのも、ものすご〜く変に思える。でも私もそんなふうに話を振られたら、その前提に乗っかって話しちゃうかもしれないと思わせられるのが、この話の怖いところ。だって「変な女」と思われたくないから(悪)

私の初体験のときはと言えば、「飛び上がるほど痛い」というのが比喩だったらまだいいのだが、私の場合実際に飛び跳ねてしまうので、屈強な肉体を持った当時の私のセックス・パートナーも私を捕まえていることができず、お互いがセックスしようと望んでトライを始めてから三日目まで全く挿入には至らなかった。三日目になったところで、私たちはようやく彼の体重の全てを私の両太腿に乗せることで何とか挿入できそうということを発見し、やっとこさでほんの少し挿入できたという具合だった。

信じられないかもしれないが、そのとき私はとても幸せだった。私はあの日の二人を戦友として讃えたい。

もちろんスムーズにいくならそれはそれで良いことと思うけど、私はいろんな人に訊いてみたい。「あなたはどうだったの?」「簡単でしたか?」と。

それから「やおい穴」について議論している人には、ぜひ一度CockyBoysを見ることをオススメしたい。CockyBoysはニューヨークを拠点とするインターネット視聴に特化したゲイ・ポルノ・メーカーで良質な作品を量産している。見るにあたっては、日本での視聴は映像が修正されていないため違法となる可能性が有るので、自己責任で見る場所や視聴の方法を判断してほしい。それを見れば、彼らのセックスが男女のそれと比べてスムーズでないなどとは少しも思えないし、挿入する方の男性が愛情をこめて自分の唾液で相手の開口部を濡らしているので、濡れないからセックスが困難などとは全く見受けられない。さらに、ごく自然に挿入する人とされる人が入れ替わってセックスする様子も新鮮でハッとさせられる。

私が言いたいのは「みんながこうだ」ということではなく、物事は一概には言えないということである。

女性の場合も前立腺はないけれど、肛門の入り口は普通に気持ちがいいと思うんですが、あなたはいかが?

 

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